吉富瓦について

先祖代々に渡り地域に密着し受け継いできた伝統の技術

吉富瓦産業株式会社は地域に支えられ、おかげさまで現社長親子で4(5)代目です。長くにわたりご愛顧いただき喜びと感謝を感じております。創業以来受け継いできた技術伝統を継承すると同時に、新たな時代のニーズに応えるべく技術革新にも尽力しております。「ものづくりの想い」を大切に、より良い瓦を製作し、日本古来の瓦文化の良さを伝えていければ幸いです。

手作業だから表現できる細やかな違い

機械化が進み大量生産が主流となっている瓦産業界ですが、当社では手作業を積極的にやっております。細やかな色の濃淡などを表現するには、やはり機械では難しく手作業が必要不可欠です。そこには代々受け継いできた職人技だからこそ表現できる瓦の表情があります。お客様のご要望にお応えする技術がここにあります。

「吉富瓦」「吉富赤瓦」が作る独特の味わいと美しさ

銀山とともに栄えてきた生野町には鉱山の街特有の文化遺産があります。その一つが「生野瓦」です。独特の色合いから「赤瓦」とも言われます。もともと「吉富瓦」のルーツだったこともあり当社は当時の「赤瓦」の復元に成功しました。少し黒みがかった独特の色合いとまだら模様がとても趣き深い瓦となっています。一般住宅様からのご依頼も増えてきております。

日本で3社のみの焼成窯で高硬度を実現

約1250℃の高温で無酸素に近い状態で焼き上げる還元焼成を行なっています。有名な備前焼還元焼成です。瓦に含む酸素自体も焼き上げる焼成方法で独特な深みのある色調を出すことができます。この焼成窯は日本でも3社しか扱っておりません。また降雪地帯での使用に耐える瓦として製造しておりますので、通常の瓦に比べ耐久性も優れています。

耐久性の高い県内産の粘土にこだわる

土を原料として作られた瓦が粘土瓦です。和瓦とも日本瓦とも呼ばれます。セメントなどを原料とした瓦とは違い塗装の必要はなく、耐久性に優れ、メンテナンスも基本的には不要です。当社の瓦はさらに使用する粘土にもこだわり、県内産の耐火性の高い粘土を使用しています。

既成だけでなくオリジナル瓦も製造できます

当社では使用する用途に合わせて完全オリジナルの瓦も製造しております。紋入り瓦やインテリア、エクステリア用の瓦製造も可能です。見本や図面をお持ちでしたらよりスムーズに対応できますので、先ずはお気軽にお問い合わせください。